そーめぐのブログ
食べ歩きを中心に徒然なるままに書き散らかしています。
近頃は自転車にもハマってしまいました。
鰻が無性に食べたくなり、前回、前々回の訪問から、個人的評価都内No.1の鰻屋さんである愛川さんに行こうと思いました。
で、営業時間を確認すべくネットで探してみると、HPが何だか今風の洒落たデザインに変わっています。
『ん?』と思いつつ、サイト内をうろついてみると、店主が若い人に代替わりしている様です。
このお店、お年寄りのご夫婦できりもりしていた様に記憶しており、『あぁ、息子さんだかお弟子さんにバトンを渡したんだなぁ。時は確実に過ぎているんだなぁ。』などと感慨にふけりながら、そして『先代の技、味は果たして継承されているのだろうか?』と一抹の不安を感じながら、『でも、屋号を継承しているのだから、大丈夫だろう。』とあまり深くは考えず、電話で予約をしました。
注文が決まっているのであれば事前に(この電話で)受け付けるとのことだったので、『それは待ち時間短縮になっていいなぁ。』と思い、鰻重 特上(¥3,500(税別))を、「堅焼きで」と注文すると、「堅焼きはやっていなくて、関西風になります。」的な応対だったので、「じゃ、関西風(¥100)で」とお願いします。
(実はこの時点で、『あれっ? 土曜日のお昼時に当日予約ができちゃうんだ。』と若干の違和感は感じていました。)
予約時間通りにお店に到着。
お店の外観は、以前と同じです。
でも、店頭に並んでいるお客さんはいません。
『あれれ?』(違和感再び。)
店内も若干のリフォームはされている様に感じましたが、概ね以前と同じで安心しました。
席に案内され、名前を言って注文を確認します。
暫くして着重。
『!』
なんということでしょう。鰻が細かく切られています。
『なんだよ、これ。ひつまぶしじゃ無いんだから余計なことしないで欲しいなぁ。』
が、第一印象です。
鰻をお箸で切ったり、或いはかじったりして、その触感や弾力を感じるのも鰻の(それも堅焼きの)楽しみの一部なので、こんな一口大に予め切られている提供方法には、かなり残念な感じを否めません。
また、なぜか葱が薬味として添えられており、「お好みでどうぞ。」とのことでした。
で、肝心の鰻の味です。
鰻自体は悪くありませんが、何だか焼き過ぎの様な感じです。
以前食べた記憶では、外側は硬く、中はふっくらといった絶妙な触感だったのですが、今日は何だか全体に固いだけといった印象を持ちました。
また、葱を一緒に食べるのもちょっと目先が変わって悪くはなかったですが、やはり「鰻重」なのですから(創作鰻料理ではないのですから)、そういった食べ方は邪道だと感じます。
若い後継者にとって「愛川」の名前は重圧なのだと思いますが、新しいことにチャレンジするのではなく、まずは先代の味を守るという点に注力した方が良いのではないかなと感じました。
同行者も「何だか硬くてパサパサしてたね。鰻自体は悪くなかったから、今度は(関西風ではなく)普通のにしてみよう。」と殆ど私と同様の印象を持っていたようですので、次回訪問時は普通の鰻重を食べてみようと思います。
(でも、堅焼き(関西風)じゃないなら、高田馬場まで来る必然性はなくなっちゃう気もするなぁ。)

愛川 (うなぎ / 高田馬場駅、西早稲田駅、面影橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
東京都新宿区高田馬場1-17-22
↓よろしかったら、ポチッとお願いします。


で、営業時間を確認すべくネットで探してみると、HPが何だか今風の洒落たデザインに変わっています。
『ん?』と思いつつ、サイト内をうろついてみると、店主が若い人に代替わりしている様です。
このお店、お年寄りのご夫婦できりもりしていた様に記憶しており、『あぁ、息子さんだかお弟子さんにバトンを渡したんだなぁ。時は確実に過ぎているんだなぁ。』などと感慨にふけりながら、そして『先代の技、味は果たして継承されているのだろうか?』と一抹の不安を感じながら、『でも、屋号を継承しているのだから、大丈夫だろう。』とあまり深くは考えず、電話で予約をしました。
注文が決まっているのであれば事前に(この電話で)受け付けるとのことだったので、『それは待ち時間短縮になっていいなぁ。』と思い、鰻重 特上(¥3,500(税別))を、「堅焼きで」と注文すると、「堅焼きはやっていなくて、関西風になります。」的な応対だったので、「じゃ、関西風(¥100)で」とお願いします。
(実はこの時点で、『あれっ? 土曜日のお昼時に当日予約ができちゃうんだ。』と若干の違和感は感じていました。)
予約時間通りにお店に到着。
お店の外観は、以前と同じです。
でも、店頭に並んでいるお客さんはいません。
『あれれ?』(違和感再び。)
店内も若干のリフォームはされている様に感じましたが、概ね以前と同じで安心しました。
席に案内され、名前を言って注文を確認します。
暫くして着重。
『!』
なんということでしょう。鰻が細かく切られています。
『なんだよ、これ。ひつまぶしじゃ無いんだから余計なことしないで欲しいなぁ。』
が、第一印象です。
鰻をお箸で切ったり、或いはかじったりして、その触感や弾力を感じるのも鰻の(それも堅焼きの)楽しみの一部なので、こんな一口大に予め切られている提供方法には、かなり残念な感じを否めません。
また、なぜか葱が薬味として添えられており、「お好みでどうぞ。」とのことでした。
で、肝心の鰻の味です。
鰻自体は悪くありませんが、何だか焼き過ぎの様な感じです。
以前食べた記憶では、外側は硬く、中はふっくらといった絶妙な触感だったのですが、今日は何だか全体に固いだけといった印象を持ちました。
また、葱を一緒に食べるのもちょっと目先が変わって悪くはなかったですが、やはり「鰻重」なのですから(創作鰻料理ではないのですから)、そういった食べ方は邪道だと感じます。
若い後継者にとって「愛川」の名前は重圧なのだと思いますが、新しいことにチャレンジするのではなく、まずは先代の味を守るという点に注力した方が良いのではないかなと感じました。
同行者も「何だか硬くてパサパサしてたね。鰻自体は悪くなかったから、今度は(関西風ではなく)普通のにしてみよう。」と殆ど私と同様の印象を持っていたようですので、次回訪問時は普通の鰻重を食べてみようと思います。
(でも、堅焼き(関西風)じゃないなら、高田馬場まで来る必然性はなくなっちゃう気もするなぁ。)

愛川 (うなぎ / 高田馬場駅、西早稲田駅、面影橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
東京都新宿区高田馬場1-17-22
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No title
先代との関係性についてお店の方に直接聞いてみたのですが、先代とは全く関係ないんだそうです。お弟子さんでもないとのこと。店舗の居抜きで入っただけらしいです。
全然関係ないのに、メニュー構成を同じにして、食べログの評価も受け継いで愛川の名前で営業するのは何だかなぁ、という感じです。。
全然関係ないのに、メニュー構成を同じにして、食べログの評価も受け継いで愛川の名前で営業するのは何だかなぁ、という感じです。。
Re: No title
愛川の名前は大きいですから、ビジネス的にはそれを使わない手はないということでしょうね。
一方、同時にある覚悟をもってその決定をされているのでしょうから、頑張って精進して、なるべく早く先代に追いついてくれることを期待しています。
むしろ、そういった譲り方をされた(お弟子さんでも無い方に愛川の名前の使用許諾を与えた)先代のご店主の状況が気になってしまいます(何だか長い間お店も閉まっていた様ですし)。
またいつの日か、美味しい堅焼きが食べたいなぁ。
一方、同時にある覚悟をもってその決定をされているのでしょうから、頑張って精進して、なるべく早く先代に追いついてくれることを期待しています。
むしろ、そういった譲り方をされた(お弟子さんでも無い方に愛川の名前の使用許諾を与えた)先代のご店主の状況が気になってしまいます(何だか長い間お店も閉まっていた様ですし)。
またいつの日か、美味しい堅焼きが食べたいなぁ。
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